和田彩花
シオリ
日本中から収集した実際の怪奇体験談を百物語形式で紹介し、様々なメディアで展開している人気シリーズの劇場用映画版第5弾。映画初主演となるアイドルグループ・スマイレージが、4話オムニバスの各挿話のヒロインを体当たりで演じる。監督は、「電人サボーガー」の井口昇。脚本は、「富江 アンリミテッド」の継田淳。
「おさよ」新人アイドルのシオリ(和田彩花)は、初めてのグラビア撮影で山奥を訪れていた。しかし、優しすぎる性格がたたって、撮影はうまくいっていなかった。夜、旅館に泊まることになったシオリは、部屋で女の泣き声を耳にする。シオリが障子を開くと、その向こうの壁には無数の手形がつけられていた……。「赤い人」アイリ(竹内朱莉)は、妹のハルカ(勝田里奈)が連れてくる男友だちを迎えるため、自宅でケーキ作りに勤しんでいた。しかし男友だちは、家の前でベランダから覗き込む赤い異形の存在を目にし、怯えて逃げ出してしまう。その後、アイリの家に不審なドアチャイムが鳴り響く……。「部屋替え」モモカ(福田花音)は母(いしのようこ)の提案で、両親たちと自分の部屋を交換する。新しい部屋には叔母からもらったばかりの三面鏡が残されており、モモカは大人の女性になった気がして喜んでいた。しかし、その夜、勝手に開いた三面鏡には、謎の老女の姿が映っていた……。「和人形」前3作の出来事の前、ミサキ(田村芽実)、モモカ、マナ(中西香菜)、アイリ、ハルカの仲良し6人組は、シオリのデビューを祝うため、廃墟に集合していた。そこで6人は不気味な和人形を発見するが、目を離した隙に人形は消えてしまう……。
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