エロール・フリン
Lafe
「バラントレイ卿」のエロール・フリンが主演する南北戦争活劇で、「二人でお茶を」のウィリアム・ジャコブス製作になる1951年作品。アラン・ルメイ(「海賊黒ひげ」)の原作より、原作者とウィンストン・ミラー(「大城塞」)が共同脚色し、「バラントレイ卿」のウィリアム・ケイリーが監督した。撮影監督は「破局」のテッド・マッコード、音楽は「離愁」のマクス・スタイナーである。フリンの相手役は「銃の後に立つ男」のパトリス・ワイモアで、「追いはぎ」のスコット・フォーブス、「曠野の追撃」のグィン・ウィリアムズ、「ヴァジニアの血闘」のディック・ジョーンズ、「バグダッドの黄金」のハワード・ペトリーなどが助演する。
南北戦争の末期。敗色濃くなった南軍の勢力を挽回しようと、ロバート・リー将軍はバーストウ大尉(エロール・フリン)に秘密の指令を与えた。それは、カリフォルニア州に大きな勢力を持つならず者の首領コール・スミスを抱きこんで、西部を南軍の手中に帰そうとする計画であった。バーストウ大尉は8人の部下を率い、コール・スミスと会見すべく、バトル山に連なる幽霊岩に待機した。そこへコール・スミスの使者カリフォルニア・ビルと名乗る男がやって来て、スミス一味は時機を見計って南軍に加勢する手筈だと知らせた。バーストウの一行は砂漠を行軍中、ショショニー族に襲われている駅馬車を救った。だが、そこに生き残っていたのは馭者とジョアンナ・カーター(パトリス・ワイモア)という若い女と2人だけであった。ジョアンナは、婚約者である北軍士官リッキイ(スコット・フォーブス)に会いに行く途中であった。翌日、偶然リッキイが2人の兵と3人のインディアンを連れて現われた。バーストウはかれらを幽霊岩に連れ捕虜とした。リッキイはカリフォルニア・ビルが実はコール・スミスであることを見破った。スミスは2日以内に加勢に来ると約して去った。その夜捕虜の3人のインディアンは脱走し、隊員たちはインディアンの大挙襲来を予測した。リッキイは北軍陣地までジョアンナを連れて行くことをバーストウに申出たが、拒絶され、その晩単身で逃亡してしまった。翌朝、バーストウは、コール・スミスが途中インディアンに殺されたことを知り、隊の運命が愈々危くなったことを悟った。岩山はすっかりショショニー族に包囲されていた。バーストウはジョアンナを何とか無事に逃そうと考えた。彼女は、はじめてバーストウの深い愛情を知った。部下を率いたバーストウは、ショショニー族の真只中へ躍り込み、その間にジョアンナらは無事逃れることが出来た。しかしバーストウらは、衆寡敵せず全滅した。
Lafe
Johanna_Carter
Lt.Rickey
Pap_Dennison
Jim_Wheat
Cole_Smith
Plank
Gil_Craigie
Kip_Waterson
Kay_Rawlins
Pierre_Duchesne
Jonas_Weatherby
Ash
Barnes
Ryan
Man_Dog
監督
脚本
脚本、原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
[c]キネマ旬報社