1970年代から現在にいたるまで独自の道を歩み続けてきた音楽家・灰野敬二の姿を追うドキュメンタリー。「エンドレス・ワルツ」「AA」に出演するなど幅広い活動をし、フリージャズや現代音楽、舞踏などジャンルを超えたアーティストともコラボレーションを繰り広げ、新しい音楽表現を追求し続ける灰野の肖像を記録している。監督は、プロデューサーおよび編集を担当した「ヨコハマメリー」で文化庁映画賞、日本映画プロフェッショナル大賞・日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞などを、また同じくプロデューサーおよび編集を担当した「美代子阿佐ヶ谷気分」でイタリア・ぺサロ映画祭審査員特別賞をもたらした白尾一博。
ストーリー
1971年即興演奏グループ『ロストアラーフ』にボーカリストとして参加し、1973年からソロ活動を始めた灰野敬二。以来、既存のスタイルに囚われずに常に新しい音楽を追求する灰野は、次第にそのカリスマ性から日本のアンダーグラウンドシーンで注目を集めていく。フリージャズや現代音楽、舞踏などジャンルを超えたアーティストともコラボレーションを繰り広げ、ニューヨークのフリージャズの第一人者ジョン・ゾーンや同じくニューヨークのオルタナティブロックを代表するバンド、ソニックユースなどに多大な影響を与えている。一瞬にして消えてしまう音に永遠性を持たせるべく祈るように音を紡ぐ灰野。そんな灰野の姿を映し出す。
スタッフ
監督、編集
白尾一博
ライブ撮影
冨永昌敬
ライブ撮影
須藤梨枝子
ライブ撮影
平岡香純
撮影監督
与那覇政之
音楽
灰野敬二
音響効果、整音
藤巻兄将
助監督
林誠太郎
制作担当
白倉由貴
プロデューサー
小林三四郎
プロデューサー
福岡俊樹
スチール