さようならUR:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
さようならUR
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さようならUR

2012年6月23日公開、73分、ドキュメンタリー/社会派
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耐震改修を行うと告知しながら、突然方針を転換して取り壊しが発表されたUR管理の団地を取材し、日本の組織体制の問題点を浮き彫りにする住宅ドキュメンタリー。監督は、「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」の早川由美子。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011第1回スカパー!IDEHA賞受賞。

ストーリー

東京都日野市にあるUR管理の高幡台団地73号棟は、耐震性不足を理由に取り壊しが決まる。住民たちはURから耐震改修を行うと知らされていたため、突然の方針転換に驚く。疑問を持った住民たちは、情報公開請求で資料を請求する。しかし、構造設計図はすべて黒塗りで、決定の過程も不透明なままだった。一方、URは取り壊しを前提に住民の追い出しを進める。73号棟の取り壊しは、政府がUR団地の削減方針を決めたのと同時期に発表された。この背景には、団地の削減、民営化があるのだろうか? 高度成長期の1955年、大都市の住宅不足を解消する目的で、URの前身、日本住宅公団は発足した。その役割は終えたと思われる一方、公共住宅が十分に整備されているとは言えない日本において、URが実質的に担ってきた社会的な役割もある。URは削減数値に基づいて団地の整理・縮小を進めているが、単なる数値では計り知れない暮らしと人生が団地で育まれてきたのだ。40年前に夢を抱いて越してきた女性、この団地がふるさとだと語る青年、追い出しのストレスに悩まされる男性、退去を巡り意見が相違する家庭など、URの不誠実な対応に納得できず、退去期限を過ぎた今も73号棟で暮らし続ける人々の生活と思いを追う。2011年1月、退去を拒む7世帯の住民に対し、URは立ち退き訴訟を起こす。団地に暮らす人々の生活に密着し、住宅問題にかかわる専門家たち、UR、国交省などに取材するなかで、地震国・日本の公共住宅とその将来を考える。

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作品データ

製作年
2011年
製作国
日本
配給
プチ・アドベンチャー・フィルムズ
初公開日
2012年6月23日
上映時間
73分
製作会社
プチ・アドベンチャー・フィルムズ
ジャンル
ドキュメンタリー社会派

http://www.petiteadventurefilms.com/goodbye_ur.php
[c]キネマ旬報社