庄司哲也
テツオ
飲酒運転で事故を起こして死んだ父親のために多額の借金を背負うことになった大学生の生き様を通して、貧困、ニートなど現代社会が抱える問題を描くヒューマンドラマ。監督は、本作が初監督となる山溝勝二郎。出演は、Tokyo storyの庄司哲也、土山剛史、鈴木成児、竹信人、佐藤広義、明智光紀、阪本真司。
大学生の鉄男(庄司哲也)は、毎朝、新聞を配達にくる、兄のように慕っている優介(竹信人)のことを観察している。4年前、鉄男の父親は飲酒運転で起こした事故で死亡し、実家の工場はつぶれてしまった。それにより抱えることとなった多額の借金は、鉄男の母だけでなく、鉄男にも降りかかっていた。借金の返済を催促する電話やヤクザの取り立て屋は、東京で暮らす鉄男のアパートにも押しかけてきていた。優介は、鉄男の父親が起こした事故で、息子の茂雄(小野航太)を亡くしていた。優介の妻・静江は息子を失った失意から持病が発症し、入院の日々を送っている。ある朝、アパートで債務書類を見ていた鉄男の耳に、呼び鈴と怒鳴り声が聞こえる。脅えた鉄男が意を決し扉を開けると、幼なじみの直哉(土山剛史)がいた。鉄男は突然の出来事に驚き、すぐ扉を閉めて直哉を追い返す。借金回収業者を取り仕切る元ヤクザで高須組を麻薬横領で破門された沢松(佐藤広義)の手下として働いている直哉は、鉄男の借金の回収を任されていた。沢松は直哉に、金を回収できなければ、鉄男に保険金をかけて殺すよう指示し、殺害用の銃を渡していた……。
監督
製作
撮影、照明
音楽
音楽監督
編集
メイク
メイク
録音
録音
録音
録音
録音
助監督
監督補
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
MA(音声編集)
[c]キネマ旬報社