サイモン・ペッグ
バーク
解剖用の死体として医学校に売るために市民が次々と犠牲になるという、19世紀のイギリスで実際に起こったウェストポート連続殺人事件を映画化。監督は、「ブルース・ブラザース」のジョン・ランディス。出演は、「宇宙人ポール」のサイモン・ペッグ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアンディ・サーキス。
エジンバラの露店で、チーズのカビを万病の薬と偽って売っていたバーク(サイモン・ペッグ)とヘア(アンディ・サーキス)は、そのインチキ商売が暴かれてしまう。稼ぎがないため、家賃収入を期待して家に帰ると、部屋の借主は死んでいた。死体の処理を言いつけられて運んでいると、ある噂を耳にする。それは、解剖学の権威であるモンロー博士が死体を独り占めしているため、ライバルのノックス博士(トム・ウィルキンソン)が6ポンドで死体を買い取るというものだった。バークとヘアは死体を樽に入れて、ノックス博士の元に持ち込む。5ポンドに値切られたものの金を手に入れた2人は、死体を売りつけることで商売をしようと目論む。しかし死体が都合よく転がっているわけもないので、2人は墓荒らしをすることに。しかし民兵隊に見つかり、あわや逮捕となりかける。続いて2人は、死体がなければ作ればいいと、武器を持って街へ繰り出す。そして襲った相手が、たまたま殺す前にショック死してしまう。味をしめた2人は再び街に出るが、そんな偶然は続くはずもなく、本当に人を手にかけてしまう。しかし、彼らの悪事もやがてばれる日がやってきて……。
[c]2010 Burke & Hare Films Limited and Entertainment Film Distribution Limited
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