贖罪
贖罪
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贖罪

2012年8月19日公開、300分、サスペンス・ミステリー
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湊かなえの同名小説を5話の連続ドラマとして映像化したミステリー。小学生の娘を殺された母親と事件を目撃した同級生が、15年の時をまたいで引き起こす悲劇を描く。監督は、「トウキョウソナタ」の黒沢清。出演は、「毎日かあさん」の小泉今日子。再編集版は第69回ヴェネチア国際映画祭にて正式招待作品として上映。

ストーリー

「第1話 フランス人形」足立麻子(小泉今日子)の小学生の娘エミリ(木村葉月)が男に連れ去られ、殺害される。同級生の4人の少女たちが犯人を目撃するが顔が思い出せず、事件は迷宮入りする。15年後、目撃者の1人、紗英(蒼井優)は犯人の男への恐怖から、男性に対し極度の警戒心を抱くようになり、女性だけの職場で美容部員として働いていた。ある日、社長に薦められ、大槻産業の御曹司・孝博(森山未來)とお見合いをした紗英は、孝博との結婚を決意する。結婚式当日、紗英の前に麻子が現れる。「第2話 PTA臨時総会」しっかり者の優等生と思われていたのに事件では恐怖から何もできず、15年間無力感を感じていた真紀(小池栄子)は、小学校の教師になっていた。ある日、イジメの現場に遭遇した真紀は、生徒に対し激しく事情を問い質す。PTA役員会で指導方法を非難されるが、同僚の田辺(水橋研二)に擁護される。そんな中、あの事件を彷彿とさせる事件が発生し、真紀は犯人に立ち向かう。「第3話 くまの兄妹」自分に自信のない晶子(安藤サクラ)は、エミリちゃんと自分が仲よくしたために事件が起こったと思い込み、劣等感を抱えたまま引きこもっていた。東京で暮らす兄・幸司(加瀬亮)が、妻とその連れ子の小学生・若葉を連れて突然実家に戻ってくる。晶子は若葉と打ち解けるが、幸司の若葉に対する不可解な行動に、徐々に精神の均衡を崩していく。「第4話 とつきとおか」病弱な姉・真由ばかりをかわいがる母に対し、孤独を抱えていた小学生の由佳は、エミリちゃん事件で駆け込んだ交番で、親身に話を聞いてくれた警察官に憧れる。15年後、由佳(池脇千鶴)は花屋を始める。真由(伊藤歩)が警察官の圭太(長谷川朝晴)と結婚したことを知ると、嫉妬から圭太を誘惑する。そんな中、足立麻子から手紙が届く。「最終話 償い」事件以来、やり場のない憤りと失意の中で生活してきた麻子は、由佳から犯人に関する重要な情報を得、事件の真相へと近づいていく。

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作品データ

製作年
2011年
製作国
日本
初公開日
2012年8月19日
上映時間
300分
製作会社
WOWOW
ジャンル
サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社