ニッポンの、みせものやさん
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ニッポンの、みせものやさん

2012年12月8日公開、90分、ドキュメンタリー/アート
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各地のお祭りの呼び物として、最盛期には日本全国で数百を数えた見世物小屋。その最後の1軒と言われる大寅興行社の生活と歴史を収めたドキュメンタリー。お化け屋敷のアルバイトをきっかけに見世物小屋一座と出会い、共に旅するようになった奥谷洋一郎監督が、10年に渡る交流を踏まえて、一座の暮らしと人情を見つめる。

ストーリー

かつてはいろいろなお祭りや縁日で目にした“見世物小屋”。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首、オートバイサーカス……。最盛期には数百を数えたという見世物小屋の最後の一軒と言われる大寅興行社は、今でも旅を続けて日本全国を回っている。目的地に着けば材木をトラックから下ろし、一座全員で仮設の小屋の設営に取り掛かる。犬や猿やヘビも一座の一員のようだ。見世物小屋の名物とも言える看板が掛かり、夜になると興行が始まる。小屋に明かりが灯り、客寄せの口上が場を盛り上げる。太夫と呼ばれる出演者たちの出番がくる。次々と小屋に吸い込まれてゆく怖いもの見たさのお客たち。普段は垣間見ることのできない見世物小屋一座の旅から旅への生活と歴史。大寅興行社の歴史を物語る数々のモノクロ写真や仮設小屋の模型。昔、見世物小屋を営んでいた人たちも訪ねてきて、昔話に花が咲く。以前は日本中どこでも見られた見世物小屋の風景が、今、消え去ろうとしている。また今日も、小屋を畳んで、荷物をトラックに載せて次の旅に出かける。見世物小屋がそこにあったという人々の記憶とともに……。

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作品データ

製作年
2012年
製作国
日本
配給
スリーピン
初公開日
2012年12月8日
上映時間
90分
ジャンル
ドキュメンタリーアート


[c]キネマ旬報社