1990年の結成以降自分たちの命を刻みこむかのような音楽性で日本のロックファンを熱狂に包みながらも2000年に8枚目のアルバム『HARLEM JETS』リリースと同時に解散を発表、それからもアーティストに影響を与え続けているロックバンドBlankey Jet City。本作は2000年5月~6月に行われたBlankey Jet Cityのラストツアー『LOVE IS DIE DIE IS A CHANGE』と、ツアーファイナルとして2000年7月8日、9日に横浜アリーナで行われた『LAST DANCE』全公演のライブや舞台裏へも密着し、彼らの個性をぶつかり合わせながら理想を追求するストイックな姿も捕えている。監督はBlankey Jet Cityのほか、中島みゆき、矢沢栄吉らのPVやミュージックビデオを手がけてきた「劇場版ペ・ヨンジュン3D in東京ドーム 2009」の翁長裕。
ストーリー
2000年5月10日、8枚目のアルバム『HARLEM JETS』のリリースと同時に解散を発表したロックバンドBlankey Jet City。テクニカルなギター演奏の一方繊細ながらも突き刺すような声で内向的な詩を歌いあげる浅井健一、激しい熱情を感じさせるソリッドで骨太なプレイスタイルのベース照井利幸、天衣無縫で力強く聴く者をねじ伏せるドラムスの中村達也。彼らはそれぞれ強烈な個性と技量を持ち合わせ、まさに食うか食われるかのごとく全身全霊をかけてスパークし合う。そんな激しい戦いの上に彼らのロックは成り立っていた。2000年5月~6月に行われたBlankey Jet Cityラストツアー『LOVE IS DIE DIE IS A CHANGE』、そしてツアーファイナルとして2000年7月8日、9日に横浜アリーナにて行われた『LAST DANCE』。ライブが終われば解散だからといって決して手をゆるめることはなく、彼らは理想のロックをストイックに追求する。苦悩、衝突、葛藤。そのつどの感情の揺れがライブ演奏にそのまま反映され、膨大なエネルギーを持って爆発し、クライマックスに向かって突き進む。カメラはそんな彼らの姿をつぶさに映す。
スタッフ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2012年
- 製作国
- 日本
- 配給
- ローソンHMV エンタテイメント
- 初公開日
- 2013年1月26日
- 上映時間
- 95分
- 製作会社
- 「VANISHING POINT」製作委員会(ローソンHMV エンタテイメント=パルコ=スペースシャワーネットワーク)
- ジャンル
- アート
[c]2013 WILD CORPORATION Ltd. [c]2013 『VANISHING POINT』製作委員会
[c]キネマ旬報社