笑顔を失った妻を愛し続ける男の姿を、台詞を抑えた演出で描くヒューマン・ドラマ。監督は、「一本の映画のために」でAOYAMAFILMATE2012大賞を受賞、第24 回東京学生映画祭に入選した中川龍太郎。また、本作もAOYAMAFILMATE2012で入選を果たした。出演は、「夜明けまで」の藤村駿。
ストーリー
清掃員の収入で辛うじて生計を立てている男(藤村駿)は、笑うことを失った妻と暮らしている。交錯する見知らぬ他人との視線、迫り来る都心のビルの隙間、灼熱の真夏の新宿……。画家になるという夢や妻と距離を置くことで新たな生活が生まれるのではないかという予感が脳裏によぎるが、妻の顔に再び笑顔が戻る瞬間が訪れることを信じて、男は妻を愛し続ける。
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作品データ
- 製作年
- 2011年
- 製作国
- 日本
- 初公開日
- 2012年11月3日
- 上映時間
- 50分
- 製作会社
- Tokyo New Cinema
[c]キネマ旬報社