大地真央、湖月わたる、貴城けいの宝塚OGトップスター3人が共演した明治座創業140周年記念の舞台を映像化。くノ一という正体を隠しながら花魁として生きる緋鳥の戦いを描く。原作は、石ノ森章太郎の漫画『くノ一捕物帖』。演出は、劇団EXILEなどを手掛ける岡村俊一。共演は、テレビドラマ『水戸黄門』の東幹久。
ストーリー
美貌の花魁・高尾太夫は、誰にも揚げられないことで名を馳せていた。しかし彼女の正体は、緋鳥(大地真央)という“くノ一”だった。緋鳥は明るくさっぱりした人柄で大勢の者に慕われていたが、望まれずに生まれ、戦うために生きた過去に、拭い去れない孤独を抱えて生きていた。そのころ、江戸幕府でお家騒動が勃発する。その背景には、緋鳥を裏切った忍び集団・卍党が見え隠れしていた。緋鳥は、自分の生きる場所は戦いだけなのかと自問自答しながら、将軍家綱の一人娘・直姫(湖月わたる)、江戸の絵師・参次(東幹久)、町娘のお七(貴城けい)を巻き込み、彼女の本当の戦いに身を投じる……。