天から見れば
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天から見れば

2013年3月16日公開、95分、ドキュメンタリー
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小学校3年生のとき事故により両腕を失うが、両腕のない日本画家・大石順教尼の弟子となり、現在は口に筆をとって画家として活躍する南正文さんの姿を追ったドキュメンタリー。監督・構成・脚本・撮影・編集は、「光彩~ひかり~の奇跡」の入江富美子。再現映像出演は、「ヘレンケラーを知っていますか」の小林綾子。

ストーリー

大阪府に生まれた南正文さんは、小学校3年生の春休みに製材業を営む父を手伝っていて、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失った。近所の人のすすめもあり、14歳で両親とともに京都の大石順教尼を訪ねる。大石順教尼も17歳で、養父が一家5人を斬殺するという『堀江六人斬り事件』の巻き添えとなり、両腕を失っていた。19歳のとき、カナリアが雛を育てるのを見て、口に筆をとることを思いついた順教尼は、以後独学で書画の勉強に励んできた。南さんの両腕を失ってからの身の上話をすべて聞いた順教尼は、弟子になるための3つの条件を挙げる。1つ目は堺から京都まで1人でくること、2つ目はこれからは足ではなく口を使うこと、3つ目は絵を描き、勉強すること。順教尼の慈愛に満ちた修業を通して、南さんは人生に開眼し、後ろ向きだった心が大きく転換していった。南さんは現在、画家として活躍し、妻や子供たち、たくさんの友人に囲まれ、楽しく豊かな日々を送っている。そしてその姿が、多くの人の希望となっている。大石順教尼最後の弟子であり、教えを引き継ぐ南さんから、順教尼の教え『禍福一如』(どんなできごとも自分の考え方次第でよきこととなる)の人生が溢れ出している。

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作品データ

製作年
2011年
製作国
日本
配給
ハートオブミラクル
初公開日
2013年3月16日
上映時間
95分
製作会社
ひとさじの砂糖ムーブメント
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社