ロイド・ヒューズ
Joel_Webster
インス氏の連合製作者会社から発売した第1回作品で、チャールズ・レイ氏の田園劇を数多く書いたジュリエン・ジョーゼフスン氏の原作、「偽りの唇」と同じくジョン・レイ氏の監督である。主役は近頃売り出しのロイド・ヒューズ氏。ニュー・イングランドの平和な田舎を背景にしたもので、柔らかな気分劇である。
ジョール・ウェブスターは、法律を学んだために頑固な父の怒りをかって、家を追われる。彼は隣村へ行って専心に勉学し、遂に地方検事の選挙の時、共和党からの候補者として立った。この時、反対党の卑劣な行為を見た彼の父カレブは、息子に対する不憫さが起こってその勢力を利用して遂に息子を当選させる。その後ジョールを政治的に破ろうとしたプリニー・ロジャースが殺人罪を犯したとして無実の罪に問われんとした時、地方判事のジョールは偽りの証拠を片っぱしから指摘して彼の無罪を証した。村の人々は野獣的本能に襲われ、検事を私刑に処そうとしたが、ロージャースの娘ビューラーが来た為ジョールは危うきを免れ、真犯人を発くことができた。
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