山口洋佑
ガカ
自主映画やミュージシャンのライブ撮影などで活躍し、本作が長編映画デビューとなる波田野州平監督が、鳥取県を舞台に、役者および彼らを取り巻く風景とセッションするように作り上げた映像叙事詩。芸術家役を演じる山口洋佑、三富栄治、藤本徹の3人は、それぞれ実際に画家、ミュージシャン、詩人として活躍している。
たき火を囲み、とりとめのない話をする芸術家たち。画家(山口洋佑)、音楽家(三富栄治)、詩人(藤本徹)は、創作旅行の途中で山間の村に立ち寄る。そこで出会った赤い服を着た少女トキ(時政里紗)の案内で、空き家を借りて創作活動を開始。森を散策し、雲を眺め、時に動物と触れ合うのどかな日々。そんなある日、三富とトキが森に入ったまま姿を消す。雨の森、濁流の川……。2人を探していた山口と藤本は、やがて変わり果てた姿のトキを見つける。それから数年後。民話の調査でアルゼンチンからやってきた作家(ダン・アビー)は、滞在先のホテルで悪夢を見る。そして、展覧会で山口が描いた絵に遭遇したその瞬間、現在までの1分1秒という時間が堰を切って渦巻き、作家の中に流れ込んでくる……。
監督、原案、撮影、編集
デザイン
録音
助監督
プロデューサー
スチール
メイキング
メイキング
メイキング
スクリプター/記録
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