空行かば(1928):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
空行かば(1928)
空行かば(1928)
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空行かば(1928)

1928年公開、西部劇
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「つばさ」と同じくジョン・モンク・ソーンダース氏が原作しウィリアム・A・ウェルマン氏が監督した空中戦劇で、パラマウントの今年度十大特作品の一つである。主役は「ボー・サブルウ」「アリゾナの天地」等に主演し「つばさ」にも顔を見せたゲイリー・クーパー氏とユニヴァーサル社西部劇に出演し、エリッヒ・フォン・シトローハイム氏最近作「結婚行進曲」に抜擢されて出演したフェイ・レイ嬢が勤め、レーン・チャンドラー氏、バリー・ノートン氏、フランシス・マクドナルド氏、フリーマン・ウッド氏のほか欧州大戦に参加して奮戦した英米独の数名の空の勇士等が助演している。ちなみに脚色は原作社ソーンダーズ氏がジャン・ド・リミュール氏と共に據任した。

ストーリー

欧州大戦中フランスの航空隊に俗に「罪人部隊」と称せられた一隊があった。この隊には殺人者や破産者や賭博者のほか失恋者や退屈まぎれに入隊した者もいて皆死ぬ機会の到来を待っていた。これらの人々の中にゲール・プライスという米国青年がいた。彼はワシントンの新聞記者で戦前クリスチンという娘に恋したが一夜大使館の舞踏会の席上で彼女がドイツ人の何某男爵と盛んに巫山戯ちらしているのを見て、幻滅を感じ失恋の結果死を決してこの「罪人部隊」に投じたのだった。当時この部隊の特別の使命は敵地内に味方の間謀を秘かに着陸させることだった。そしてゲールが適地へ送る命を受けた間謀第137号こそは意外にもかつてゲールが恋したクリスチンだった。彼女は既に米国の参戦前から政府の命を受けて敵の情報を探っていたのであった。ゲールの彼女に対する考えは間違っていたことが解った。かくて彼は生に対して再び光明を認め執着を感じた。ゲールは新しい希望を抱きつつ愛するクリスチンを乗せて適地へとんだ。そして10日後に再び彼女を迎えに行くことを約して別れたが、不幸にもクリスチンは3日経たぬ間に捕らえられ、約束の日には彼女を囮にして敵はゲールをも捕らえた。ただしゲールが敵の罠に陥るべしとの情報は味方の指令官の手に遅れながらも届いた。ここにおいて指令官は自ら空軍を指揮し適地を襲撃し令将にクリスチンとゲールとが死刑になろうとする付近に爆弾を投下して敵兵を駆逐し無事に2人を救った。その戦闘後休暇を得たゲールはクリスチンと共にパリに行くことになったが、情けを知る指令官はこのとき断然ゲールの名を戦死者同様軍籍から除いたのである。

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作品データ

原題
The Legion of the Condemned
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
西部劇


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