朴ロ美
園部佳子
夫の蒸発を機に精神のバランスを崩し、新興宗教にのめり込んでゆく母と、そんな母に寄り添う息子の姿を描いたドラマ。「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」など、数々のアニメで声優として活躍する朴ロ美が実写映画初主演。監督の吉野竜平は本作で長編デビュー。第25回東京国際映画祭・日本映画・ある視点部門出品作。
東京郊外のベッドタウンに暮らす38歳の園部佳子(朴ロ美)と小学5年生の息子・保(亜蓮)。夫は半年前に蒸発し、不安定な精神状態で暮らしていた佳子はある日、街で新興宗教の勧誘を受け、衝動的に入信してしまう。“しるべの星”と名乗るその教団に居場所を見つけ、次第に心のバランスを取り戻した佳子は、保とともに住宅地を訪問する勧誘活動を開始。新しい信者獲得の成績が上がるにつれ、さらに宗教活動にのめり込んでゆく。その一方で、保は学校で宗教活動のことを知られてしまい、熾烈ないじめが始まる。そんな中で起こった不幸な出来事に、心の平安を再び大きく崩してしまう佳子。さらに、トラブルを起こして教団を追い出されてしまう。それでも、それが本能であるかのように、常軌を逸した母に寄り添い続ける保。しかし、教団で出会った同じ境遇の少女が保に囁く。“ねえ、一緒に家出しようよ”揺れる保の心。母と子の絆は、次第に音を立てて軋み始める……。
園部佳子
園部保
カノン
林貞一
林清美
望月
望月の娘
睦
三木
康太
真樹
カジダイコウサービスシャイン
カジダイコウサービスシャイン
カジダイコウサービスシャイン
大倉
監督、脚本、製作、編集
撮影
撮影
音楽
美術
ヘアメイク
録音
助監督
助監督
助監督
助監督
[c]キネマ旬報社