「運命の逆転」で第63回アカデミー賞主演男優賞を獲得した名優ジェレミー・アイアンズが製作総指揮を務め、ゴミの環境汚染問題について考察するドキュメンタリー。レバノンの海岸にあるゴミの山、インドネシアのジャカルタにある無秩序にゴミが捨てられているチリウン川など、世界中に足を運び、汚染の現場を目撃する。監督はジャーナリストのキャンディダ・ブラディ。「Madam and the Dying Swan」(未)に続く2作目の監督作品。音楽は「炎のランナー」で第54回アカデミー賞作曲賞を受賞、その後「南極物語」「アレキサンダー」などを手がける一方、環境問題に関心を寄せてきたヴァンゲリスが担当している。
ストーリー
レバノンのサイダ海岸にそびえたつゴミの山。家庭ゴミや有害産業廃棄物、注射針などの医療器具、動物の死骸などが数十年に渡り無計画に積み重ねられ放置されている。ゴミはそこから流れ出て海を汚染、魚はプラスティックの粒子やダイオキシンを摂取してしまう。また、インドネシア・ジャカルタで、多くの貧困層が住むチリウン川流域では、無秩序に捨てられたゴミが川を埋め尽くす一方、その川の水は生活用水や飲料水として使用されている。ゴミによる環境汚染の影響は人類だけではなく、地球上に住む生物全てに及ぶ。世界中の汚染現場をカメラはつぶさに映しだす。
スタッフ
監督、脚本
キャンディダ・ブラディ
製作総指揮、プロデューサー
タイタス・オギルビー
製作総指揮
トム・ウェセル
製作総指揮
ジェレミー・アイアンズ
音楽
ヴァンゲリス
美術監督
ゲイリー・ウォーラー
編集
ジェームズ・カワード
編集
ケイト・コギンス
編集