川島なお美
瑞島麻衣子
第二回婦人公論文芸賞を受賞した岩井志麻子の官能小説を川島なお美(「サヨナライツカ」)主演で映画化。タイを訪れた日本人女性小説家と韓国人ムエタイボクサー。異邦人同士の激しい恋を、オールタイロケで描く。共演は「クロサワ映画2011 笑いにできない恋がある」のイ・テガン。監督は「ピカレスク 人間失格」の伊藤秀裕。
単身バンコクを訪れた小説家の麻衣子(川島なお美)は、仕事も恋も順調ながら、やり場のない孤独を抱えていた。じっとりとした熱気に包まれた南国の街で出会ったのは、韓国人ムエタイボクサーのハヌル(イ・テガン)。負け犬と呼ばれ、パンチを浴びながらも無謀な挑戦を続けるその姿に惹かれた麻衣子は、彼にガイドを依頼する。まるで言葉が通じない会話を続けながら、距離を縮めて行く2人。立ち寄った彼の部屋で、麻衣子はふいに立ち上る欲情に気づく。この瞬間を待ち望んでいたかのように、2人は抱き合い、激しく身体を求め合う。繋がり合うことの確かさに、否応なしに突き動かされて行く麻衣子とハヌル。刹那の恋の炎に身を焦がす2人を待つものは……。
監督、脚本
脚本
原作
製作
撮影
音楽
美術
美術
編集
照明
録音
音響効果
助監督
企画
プロデューサー
[C]2013 ファーストピクチャーズ
[c]キネマ旬報社