監督、脚本、美術
チェコのTVアニメシリーズ『アマールカ』の音楽とナレーションをリ・サウンドして、13話を“おやすみ上映会”として劇場公開する。ハナレグミなどを手掛けるプロデューサー、鈴木惣一朗が音楽を担当し、バート・バカラックの名曲の子守唄ヴァージョンをBGMとして収録。ナレーションは、シンガーの南波志帆。
ストーリー
「森番をやっつけた日」とある森に長い巻き毛の女の子が現れ、自分を森の精アマールカと名付ける。アマールカは森番に撃たれた子ジカを救うため、森番の銃に魔法をかける。「子羊を助けた日」アマールカは道を譲ってくれた子羊・巻き毛を、秘密の野原に案内するが……。「魔法の石を見つけた日」みにくい人は美しく、悪人は善人になる魔法の石を見つけたアマールカ。オババと奪い合いの末、石を分け合うことにしたが……。「小川をつくった日」アマールカが植物のために踊っていると、いばりんぼうのイラクサに刺されてしまう。妖精の流した涙は川となり、それを見つけた女の子が現れる。「はりねずみを助けた日」妖精は上手に踊るために最初に色づいたりんごを口にするが、2匹のはりねずみがアマールカを邪魔して……。「どんぐりぼうやと遊んだ日」アマールカはどんぐりぼうやと仲良くなるが、彼女がその場を離れた隙に、リスの出っ歯に連れて行かれてしまう。「冬を迎えた日」2人の老人が、今年の雪が全部詰まった吹雪の袋を運んでくる。それを宿屋の主が持ち帰ってしまい……。「大男にプロポーズされた日」大男・のっしのしにプロポーズされたアマールカは、結婚のための条件を突きつける。「鳥になった日」鳥撃ちのワナにかかったヒワの奥さんを助けようとして、アマールカもワナにかかってしまい……。「大男の病気を治した日」火男と大男が病気にかかる。アマールカは2人を助けるために奔走するが……。「王様になった日」鹿の風車に乗って颯爽と森を駆け抜けていたアマールカは、“トゲ”の家を壊してしまい……。「カッパが怒った日」風のいたずらに困っていたアマールカを、親切な粉屋が助ける。逆恨みした風は、カッパをそそのかして粉屋に仕返しを企む。「ザリガニに助けられた日」ヒゲのリボンをなくしたザリガニのために、アマールカはリボンを見つけ出す。根性の悪いカッパのせいで、アマールカがピンチに陥ると……。