脚本、製作
第二次大戦中アメリカ海兵隊がいかに戦ったかを描いた記録映画。アメリカ海兵隊資料部の公式記録にもとづき、国防総省等にひぞうされていたフィルムが編集されている。製作・構成にあたったのはビル・カーン。編集を受けもったのはボン・デクスター。音楽はモーリス・E・ライト。ホーランド・M・スミス将軍が監修にあたっている。スミス将軍は戦時中第2海兵隊師団長だった人である。映画は1942年12月7日、日本海軍航空隊のパールハーバー奇襲によってはじまる。緒戦に敗北をきっしたアメリカ軍は、海兵隊による飛び石作戦を計画した。1943年のミッドウェイ海戦、アメリカのガダルカナル上陸作戦によって早くも日本側の戦況は敗色をおびる。ブーゲンビル島における豪雨をついての海兵隊の上陸、サイパン島占領の時期になると、戦いの様相はますます悲惨なものとなってきた。時に1945年である。硫黄島の攻防戦はことに壮烈をきわめた。沖縄の玉砕と、日本軍特攻隊の体当りも悲劇的なものであった。敗北を前にしての特攻機の恐るべき突撃行を記録したフィルムをもって、この作品は終る。日本版解説者は納谷五郎。製作ビル・カーン。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。