埼玉家族
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埼玉家族

2013年10月12日公開、103分
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埼玉県川口市にある映像施設“SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ”を拠点に活動する若手映像クリエイター4名が、埼玉県に住むごく普通の家族をテーマに描くオムニバス。ひとつ屋根の下に暮らす一家の人間模様を通じて、“現代の家族とは何か”を問う。出演は「魔法少女を忘れない」の森田涼花、「落語娘」の伊藤かずえ。

ストーリー

埼玉県に暮らす山下家はごく普通の一家。父親・哲(鶴見辰吾)と母親・優子(伊藤かずえ)、高校生の長女・若葉(森田涼花)とカメラマンのアシスタントとして働く長男・タカシ(大野拓朗)の4人家族。一見、幸せそうに見えるものの、それぞれが悩みや不安を抱えていた。<ハカバノート>周囲に合わせて“いい子”を演じる若葉は、家族や先生、友人に対する本音をノートに書き込んでいた。“このノートは、本当の私が死んでいる墓場なの”。ある日、いじめられっ子の雪乃(美山加恋)にノートを見られた若葉は、“3日間だけ言うことを聞く”という彼女の要求に嫌々付き合う。だが、次第に2人は意気投合。本当の気持ちを打ち明けられる友達の存在に気付く……。<キャンディ>専業主婦の優子は、何不自由ない家庭に幸せを感じつつも漠然と不安を抱えていた。元同僚の結婚式に出席したある日、帰りの電車を寝過ごし、言葉を話さない不思議な女(入来茉里)と出会う。帰る術もなく、彼女に手を引かれるまま行動を共にした優子は、日常からはみ出すことで自分の中にある寂しさを実感。やがて、その女の正体が明らかに……。<父親輪舞曲>会社員の父・哲もまた、家族の気持ちがわからず、日常に満ち足りない想いを抱えていた。そんなある日、里香(水崎綾女)と名乗る女性が哲を訪問。哲の父・岳が生前、ギターサークルで作詞した歌を歌わせてほしいという。何も知らない哲は戸惑うが、その歌を聞いて、厳格だった父の本当の想いを知る……。<ライフワーク>カメラマンのアシスタントを父に反対されたタカシは、家を出て年上の彼女・ナオコ(井村空美)と同棲。漠然と日々を過ごすある日、家を出たナオコに続いて、カメラマンの師匠、リョータも海外へ行ってしまう。自分が本当にやりたいことは何なのか、夢を貫く覚悟はあるのか?迷いながらも、自分の将来について父と向き合う覚悟を決める……。

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作品データ

製作年
2013年
製作国
日本
配給
松竹メディア事業部
初公開日
2013年10月12日
上映時間
103分
製作会社
松竹=埼玉県(制作 デジタルSKIPステーション)


[c]キネマ旬報社