ミッチェル・ルイス
Burning_Daylight
1876年1月12日サンフランシスコに生まれたジャック・ロンドン氏は、生れながらの冒険家であった。クロンダイクに金鉱を発見せんとしたこともあれば、ベーリング海の海豹捕獲船の水夫となったこともある。アラスカに於ては金を発見する代わりに多くの材料を得て帰った。その収穫の1つがこの「バーニング・デイライト」の1篇である。イーラム・ハーニッシュ--バーニング・デイライトという名でユーコンの人々の間に知られている広い心と強い意志を持った男--の冒険を描いたこの作品は、数多いアラスカ劇の中でも特に記憶さるべきものである。映画に脚色したのはアルバート・シェルビー・ル・ヴィノ氏で、監督はエドワード・スローマン氏である。主役を演じているのは「さすらいの人々」「ユーコンの強者」等で手腕を見せた、ミッチェル・ルイス氏で、悪弁護士ネセシティーにはウィリアム・V・モング氏。その娘で、後にバーニング・デイライトを精神的に救うドーラには若いヘレン・ファーガソン嬢が扮している。
Burning_Daylight
Dora
Necessity
Jack
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Dowsett
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Lucille
Arthur_Howinson
Dan_MacDonald
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