監督、編集、プロデューサー
福島第一原発による放射能汚染の被害を受けた福島県天栄村で、苦境を乗り越えようとする人々に迫ったドキュメンタリー。農地を未来へ渡すために、国や県に頼らず、できることは何でもやろうと立ち上がった農家の姿を追う。監督・編集は、「里山の学校」の原村政樹。ナレーションは、「ディア・ドクター」の余貴美子。2013年3月1日より、山形県・フォーラム山形にて開催された「東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema with Us 忘れないために 1」にて上映。2013年11月16日より、東京・ポレポレ東中野にて公開。
ストーリー
福島第一原発から70km離れた福島県天栄村。里山に囲まれた人口6000人ほどの小さなこの村の人たちは、恵まれた自然環境を大切にしながら、農業を営んできた。日本一おいしい米づくりを目指す農家のグループ“天栄米栽培研究会”は、米のおいしさを競うコンクールで4年連続金賞を受賞している。しかし、2011年3月11日の原発事故で放出された放射性物質はこの村にも降り注ぎ、田畑は汚染されてしまった。この土地で生き、田畑を未来へ引き継ぐために、震災と放射能汚染による二重の苦難を背負いながらも天栄村の農家は諦めなかった。科学的な調査をもとに、国や県に頼らず、自分たちの手でできることは何でもやろうと立ち上がったのだ。未曾有の環境破壊を乗り越えようとする、農家の人々の苦闘をカメラに収めた。
スタッフ
語り
余貴美子
撮影
中井正義
撮影
今野聖輝
撮影
藤江潔
撮影
木村光男
音楽
徳永由紀子
CG
木下一志
助監督
細矢知里
EED
山田秀樹
EED
杉田広毅
MA(音声編集)
森祥一
MA(音声編集)