ヴィットーリオ・グリゴーロ
ロドルフォ
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)で上演されるオペラを、舞台裏の模様を含め映画館で上映するシリーズ。本作では2014年4月5日に上演される、プッチーニの最高傑作と謳われる悲恋を収録。アンリ・ミュルジェールの『ボヘミアン生活の情景』を基に、貧しい境遇ながら夢を追いかける若者の青春と儚い恋を描いている。第2幕では学生街カルチェ・ラタンのにぎわいを再現する。演出は、「ロミオとジュリエット」など数々の名作映画を世に送り出す一方、主要歌劇場と手を組みオペラ演出を手がけるフランコ・ゼフィレッリ。第2幕指揮は、ヴァイオリニストから指揮者に転身し欧米の主要劇場でタクトを振るステファーノ・ランザーニ。
19世紀半ば。詩人のロドルフォ(ヴィットーリオ・グリゴーロ)は、パリの学生街カルチェ・ラタンにある屋根裏部屋で画家のマルチェッロ(マッシモ・カヴァレッティ)と共同生活をしていた。貧しさに苦しみながらも、仲間たちとともに夢を追いかけるロドルフォ。クリスマス・イヴの夜、仲間たちは街に繰り出し、ロドルフォが一人部屋に残ったところ、同じ屋根裏に住んでいる針仕事をしているミミ(クリスティーヌ・オポライス)が火を借りに来る。たちまち恋に落ち、二人は一緒に暮らしはじめる。しかしミミは病身で、貧しくて彼女のために薬も買えないロドルフォは身を引こうとする……。
ロドルフォ
ミミ
ムゼッタ
マルチェッロ
ショナール
コルリーネ
ブノア
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