アントニオ・デ・ラ・トレ
カルロス
美女を殺し、その肉を食す連続殺人鬼が、ある女性に心を奪われたのを機にその運命が大きく変化していく姿を静謐な映像美の中に描き出すラブストーリー。監督は、本作が日本初登場となるマヌエル・マルティン・クエンカ。「アイム・ソー・エキサイテッド!」のアントニオ・デ・ラ・トレがカニバリストを演じ、ルーマニアの新進女優オリンピア・メリンテがひとり2役に挑んでいる。
スペイン南部グラナダ。アパ-メントで独身生活を送る腕のいい仕立て屋のカルロス(アントニオ・デ・ラ・トレ)は、誰も知らないもうひとつの顔を隠し持っていた。美女ばかりを狙う連続殺人鬼である彼は、捕らえた獲物を人里離れた山荘で解体、その肉片を調理して“味わう”という禁断の行為を繰り返しているのだ。ある日、アパートメントの隣人であるルーマニア人女性アレクサンドラ(オリンピア・メリンテ)の挑発的な言動に心をかき乱されたカルロスは、良心の呵責を抱くこともなく彼女を殺めてしまう。ところが後日、アレクサンドラと瓜ふたつの女性がカルロスの前に現れる。彼女は、謎の失踪を遂げた妹を捜索する双子の姉・ニーナ(オリンピア・メリンテ)であった。そんな彼女の身の上に深入りしたカルロスは、ニーナへの愛と殺意の狭間で苦悩し、思いがけない運命をたどっていく……。
カルロス
アレクサンドラ/ニーナ
監督、製作
脚本、製作
脚本、製作
原作
製作
製作
製作
製作
撮影
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