美しいひと(2013):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
美しいひと(2013)
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美しいひと(2013)

2014年5月31日公開、116分、ドキュメンタリー
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1945年8月、広島と長崎に投下された原子爆弾から生き延びた人々のその後の人生に迫るドキュメンタリー。日本で青春時代を過ごした韓国人被爆者たちや、長崎の捕虜収容所に捕らえられていたオランダ人元兵士、長崎で被爆した日本人女性の記憶を辿りながら、原爆の悲劇や当時の世界情勢、戦時下における日本の立場を浮き彫りにする。監督は「花の夢 ある中国残留婦人」の東志津。

ストーリー

1945年8月、アメリカによって日本に投下された原爆の犠牲者は、広島・長崎あわせておよそ21万人。そのうち約4万人が、当時、日本が植民統治していた朝鮮半島からの労働者、あるいは移住者であった。韓国・釜山から車で2時間ほどのところにある陜川原爆被害者福祉会館は、被爆した韓国人が安定した老後を暮らすために建設された施設である。日本政府と韓国政府の支援のもと1996年に開館した。現在入居しているのは、日本で青春時代を過ごした主に70歳代から90歳代の人々。様々な苦難を乗り越えてたどり着いた平穏の時をそれぞれが思い思いに暮らしている……。長崎市の爆心地付近には太平洋戦争によって日本軍に捕えられた連合国軍兵士の捕虜収容所があり、イギリス人やオランダ人、オーストラリア人など195名が被爆、うち7名が命を落とした。炎に巻かれ、助けられずに置き去りにした友、原爆投下後の街で見た焼け焦げた子どもたち。捕虜として受けた辛酸を乗り越え、日本から遠く離れたオランダの地で長い戦後を生きてきたオランダ人元兵士が当時の忘れられない記憶を辿る……。龍智江子さんは16歳の時に長崎で被爆。家族を失い、戦後は看護助手などをしながら生きてきた。ひとり息子の周二さんは、原爆の後遺症と辛い記憶を抱える母親を見守り続け、自身も被爆二世としていわれのない差別に心を痛めた時期もあったが、自分を育ててくれた母親への感謝を語るのだった……。

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作品データ

製作年
2013年
製作国
日本
配給
一隅社=S.Aプロダクション
初公開日
2014年5月31日
上映時間
116分
製作会社
一隅社=S.Aプロダクション(ヒポ・コミュニケーションズ=いせフィルム)
ジャンル
ドキュメンタリー


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