スティーヴ・マーティン
Neal_Page
感謝祭を家族と一緒に過ごそうと、ニューヨークからシカゴに向かう男が数々の災難に遭遇する姿を描くコメディ。監督は「フェリスはある朝突然に」のジョン・ヒューズで、製作、脚本と一人三役をこなしている。撮影はドナルド・ピーターマン、音楽はアイラ・ニューボーンが担当。出演はスティーヴ・マーティンほか。
広告会社の重役ニール(スティーヴ・マーティン)は、感謝祭を家族と共に過ごそうとニューヨークから自宅のあるシカゴヘ向かう。大渋滞の中を必死の思いで空港にたどり着くが、飛行機は大雪のために出発が遅れていた。やっとのことで飛行機の席に座るニール。ところが隣り合わせたのは、空港に来る際、タクシーを横取りしたデル(ジョン・キャンディ)というサラリーマンだった。シカゴヘ飛び立った飛行機だったが、大雪のためウイチタに着陸。妻のスーザン(ライラ・ロビンス)に電話をした後ホテルに泊まろうとするが、満室。そんな時、デルが知り合いのモーテルに案内してくれる。しかし、そこも満員状態で、2人はダブルべッド1つの部屋に同泊することになる。その上、2人の睡眠中に泥棒が部屋に侵入し、サイフの中身を盗まれてしまった。無一文になった2人。とりあえずはデルのセールス術で、一時しのぎの金を得、列車でシカゴに向かう。別々の車両で快適な旅かと思った矢先、故障で列車は立往生、またしてもニールとデルの旅は続く。2人はジェファーソン・シティからバスに乗り、セントルイスへと向かった。ニールは、そこからレンタカーで帰ろうとする。デルに別れの挨拶をしたニールだったが、レンタカーの職員の手違いで車に乗れなかった上、雪の中で泥だらけになってしまった。哀れなニールを救ってくれたのは、デル。デルの車で、ニールはシカゴに向かった。だが、あいかわらず災難は続く。デルのタバコの喫いがらが車の中で燃え出し、車はハイウェイ上で丸コゲになってしまったのだ。寒さに震える2人だったが、いつしか深い絆で結ばれていく。やっとのことで我が家にたどりついたニール。家族との再会を喜ぶニールは、デルを家に招いた。それまで孤独な生活を続けていたデルは、ニールの優しさのおかげで、家族の暖かさを知ることができた。こうして、ニールとデルは次々と遭遇した大災難を乗り越え、無事に目的地に着き、感謝祭を共に祝うことができた。苦しかったが、2人にとっては一生忘れることができない素敵な旅となった。
Neal_Page
Del_Griffith
Susan_Page
Stfte_Trooper
Taxi_Racer
Owen
Joy
Marti
Peg
監督、脚本、製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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