めぐり
ノゾミ
「吸血少女対少女フランケン」の友松直之監督によるビデオ作品『レイプゾンビ LUST OF THE DEAD』シリーズの4作目、5作目をベースに、新撮カットなどを加えて劇場用作品として再構成したエロティックホラーアクションの完結編。出演は「すべての女に嘘がある」のめぐり、「デッド寿司」の亜紗美。
童貞オタクを除く男たちがレイプゾンビ化し、襲われた女性はその毒で即死するようになった世界。核攻撃で廃墟と化した東京では、アキバ帝国を建国した童貞オタクたちが、“リア獣”と呼ぶレイプゾンビを手先に、“三次元女狩り”を始める。生き残った女たちは女村避難所を作って徹底抗戦。男女の断絶は決定的となっていた。レズビアンナースのノゾミ(めぐり)は、アキバ帝国の現人女神として祀られる恋人のモモコ奪還のため、クローン再生させたカナエ軍団(亜紗美)を出撃させる。だがその前に、進化人類抹殺を目的とした米軍アンドロイドのアンヌ(あいかわ優衣)が立ち塞がる。両者のバトルは壮絶な相討ちとなり、モモコの死によって決着。モモコが産んだアキラは、ノゾミに同行したクローンの元オタク神主ノボル(中沢健)の腕に託された。それから5年。5歳ですでに第二次性徴を迎えたアキラ(ももは)は、男性器と女性器を併せ持つ両性具有体で、単為生殖も可能な進化人類だった。一方、モモコを諦めきれないノゾミは、ノボルとともにルリコ博士(若林美保)が開発したバイブレーター型のタイムマシンを使って過去への遡行を繰り返し、モモコを助けようとしていた。だが米軍アンドロイドは強力で、何度繰り返してもノゾミはモモコを助けることができない。世界中の男性のレイプゾンビ化も止まらず、人類滅亡の危機は刻一刻と迫る。ところがある時、ノゾミがタイムリープから帰還すると、実験をサポートしていたパンク女アヤカ(希咲あや)と女子高生サオリ(あん)が消え、代わりに自衛官チカ(衣緒菜)とヤヨイ(文月)がその場にいた。2人は5年前のアキバ帝国による女村総攻撃で死んだはず。困惑を隠せないノゾミ。果たしてノゾミは、時の狭間からモモコを救い出すことができるのか?人類滅亡の運命は改変できるのか?男と女は断絶を超えて理解し合えるのか?その先にあるのは希望かそれとも絶望か?