その土地の人々とともにその土地を象徴するような巨大オブジェを制作し引っ張り起こしたり倒したりする『引き倒し』あるいは『引き興し』という参加型アート・プロジェクトを、世界各地で展開する現代美術家・加藤翼。彼が2013年にアメリカで行った、ネイティブ・アメリカンと呼ばれる古来アメリカに住む人々と行ったプロジェクトを通し、彼らの古くから伝わる文化と自然との交感、虐げられてきた歴史が呼び起こされる様子を追ったドキュメンタリー。ミタケオヤシンとは、ネイティブ・アメリカンのスー族の言葉で、すべてのものは連環しているという意味。監督・構成・編集は「僕らのカヌーができるまで」を手がけた江藤孝治。
ストーリー
その土地の人々とともにその土地を象徴するような巨大オブジェを制作し引っ張り起こしたり倒したりする『引き倒し』あるいは『引き興し』という参加型アート・プロジェクトを、世界各地で展開する現代美術家・加藤翼。彼が2013年にアメリカで行ったプロジェクトをカメラは追う。加藤は古来アメリカの地に住んでいたネイティブ・アメリカンと呼ばれる人々と交流を重ね、構想を練る。ネイティブ・アメリカンは、迫害された歴史を持っている。加藤のアート・プロジェクトは、彼らの古くから伝わる文化と自然との交感だけでなく、苦難に満ちた忌まわしい記憶も呼び起こしていく。