ナジェジダ・マルキナ
エレナ
資産家と再婚した女性の業をサスペンスフルに描く人間ドラマ。監督は「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ。出演は、「カラマーゾフの兄弟」のナジェジダ・マルキナ、「作家の妻の日記」のアンドレイ・スミルノフ。第64回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞受賞。ヨーロッパ映画祭最優秀女優賞ノミネート。
冬のモスクワ。元看護師のエレナ(ナジェジダ・マルキナ)は初老の資産家ウラジミル(アンドレイ・スミルノフ)と再婚し、生活感のない高級マンションで、一見裕福で何不自由のない生活を送っている。しかし夫が彼女に求めるのは、家政婦のように家事をし、求められるままにセックスをする従順な女の姿だった。そんな生活の中で、エレナは夫の顔色をうかがいながらも、前の結婚でもうけた働く気のない息子家族の生活費を工面している。しかし、夫の急病によってそんな日常は一変する。死期を悟った夫の「明日、遺言を作成する」という言葉とともに、彼女の罪の境界線が揺らいでいく。そして、彼女はある行動をとる……。
エレナ
ウラジミル
セルゲイ
カテリナ
タチアナ
アレクサンドル
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