ロナルト・ツェアフェルト
イェスパー
アフガニスタン撤退を決める直前のドイツ部隊を描いた戦争ドラマ。極限状態における人間の良心を問う。監督は、デビュー作がアカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表に選ばれたフェオ・アラダグ。出演は、「東ベルリンから来た女」のロナルト・ツェアフェルト。2014年ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
2013年10月に完全撤退を決行するまで、約11年に渡りアフガニスタンに駐留していたドイツ連邦軍。1955年に発足し、侵略戦争を禁止された連邦軍が、その歴史で初めて戦闘を体験したのがアフガン駐留だった。ドイツ国会は「戦争に介入しているわけではない」と表明したが、54人もの戦死者を出し、さらに2009年にはゲリラだけでなく民間人をも攻撃していた事実が発覚。当初目的としていた「アフガン市民をタリバンから守る」という大義名分は傷つけられてしまった。連邦軍のイェスパー(ロナルト・ツェアフェルト)も、この大義名分で現地の村人からの協力を何度も得ようとする。しかし、積極的攻撃ができないという軍の前提のために、村人の期待をことごとく裏切ってしまい……。
イェスパー
タリク
ナラ
ハルーン
Oberst Haar
Oli
Teckl
監督、脚本、プロデューサー
脚本
脚本、撮影
音楽
プロダクション・デザイン
編集
衣裳デザイン
ライン・プロデューサー
[c]キネマ旬報社