太平洋戦争中、日本軍に徴用された朝鮮人青年ア・ロウンの体験を描くドラマ。監督はキム・ギヨン。出演はキム・ウナ、コン・ミドリ、イ・イェチュン、イ・サンサほか。2009年10月17日より開催された「第22回東京国際映画祭 アジアの風-ディスカバー亜州電影~フィルム・アーカイヴの宝石」にてデジタル修復版を上映。2014年11月1日より、東京・シネマヴェーラ渋谷にて開催された「韓国映画の怪物 -キム・ギヨンとキム・ギドク-」にてデジタル上映。
ストーリー
ア・ロウンと井上は学生兵として日本軍に駐留している。韓国人への憎悪をたぎらす上等兵の森は、ふたりを精神的にも肉体的にも追い詰める。そんな苦難にもかかわらず、ロウンは中村上等兵の姪の秀子と恋に落ち、彼女に癒される。ある日秀子に会いにいったロウンは、アメリカによる激しい爆撃に遭遇し、意識を失って死体の山の中に埋まってしまう…。