東日本大震災を題材に、心に傷を負った二人の女性の心の葛藤と交流を映し出すドラマ。震災で亡くなった恋人の夢を3年間見続けている社会心理学教授の瑛子。一方、震災をテーマにした卒業公演の準備に追われる学生の薫も不思議な夢にうなされていた。監督は「あれから」の篠崎誠。出演は「ピース オブ ケイク」の山田キヌヲ、「さよなら歌舞伎町」の樋井明日香、「サイクロプスの涙」の河村竜也、「ひとまずすすめ」の木村知貴、小林優斗。劇場公開に先駆け、第15回東京フィルメックス特別招待作品として2014年11月24日に上映された。
ストーリー
2011年3月11日の東日本大震災から3年。震災の予知夢を見た人々に関する調査を行っている社会心理学教授の川島瑛子(山田キヌヲ)は、誰にも打ち明けてはいないが、震災で亡くなった恋人の夢を3年たった今も見続けていた。一方、同じ大学の演劇学科に通う水谷薫(樋井明日香)は、311をテーマにした卒業公演の稽古に追われている。ある日、その公演を巡って、仲間と衝突してしまう薫。実は彼女もこの芝居をはじめてからある不思議な夢にうなされていた。そんな交わるはずのない瑛子と薫だったが……。
スタッフ
監督、脚本、製作
篠崎誠
共同脚本、助監督
酒井善三
撮影監督
秋山由樹
音楽
長嶌寛幸
編集
和泉陽光
衣装
中嶋美紀
ヘアメイク
大河内ともみ
録音
百々保之
特技監督、視覚効果
田口清隆
助監督
宮崎圭祐
制作管理
大工原正樹
プロデューサー
市山尚三
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作品データ
[c]キネマ旬報社