デニス・ロヂキン
クルミワリニンギョウ/オウジ
18世紀後期にモスクワで創立されたロシアで最も歴史が古く伝統を誇る名門バレエ団『ボリショイ・バレエ団』。ロシア語で『大きい』という意味の『ボリショイ』の名の通り、劇場やバレエ団も踊りもすべてにスケールが大きく、世界最高峰のバレエダンサーや衣装・美術の粋を集めた同バレエ団の舞台を、映画館で臨場感たっぷりに上映する。2014-2015シーズン第3弾となる本作では、2014年12月に収録した、E.T.ホフマンの原作をもとにした時代を超え愛され続ける世界的な古典の名作を上映。チャイコフスキーの曲に乗せユーリー・グリゴローヴィチがボリショイのために振付したロマンティックな舞台を楽しめる。同シリーズ「Season 2016-2017」でも上映。
クリスマス・イブの夜。マリーは名付け親のドロッセルマイヤーから、不思議なくるみ割り人形をもらう。パーティーもおひらきとなった深夜、魔法で目覚めたかのように動きはじめるおもちゃたち。マリーがねずみの王様とねずみの兵隊に脅されているところへ、人間に姿を変えたくるみ割り人形が錫の兵隊を率いて助けにやってくる。
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