スヴェトラーナ・ザハロワ
オデット/オディール
18世紀後期にモスクワで創立されたロシアで最も歴史が古く伝統を誇る名門バレエ団『ボリショイ・バレエ団』。ロシア語で『大きい』という意味の『ボリショイ』の名の通り、劇場やバレエ団も踊りもすべてにスケールが大きく、世界最高峰のバレエダンサーや衣装・美術の粋を集めた同バレエ団の舞台を、映画館で臨場感たっぷりに上映する。2015年1月に収録されたバレエの決定版とも言うべき最もロマンティックな古典作品が、175回目のチャイコフスキー生誕祭にあわせ映画館のスクリーンに登場。チャイコフスキーの有名な叙情的音楽にのせて、ボリショイ・バレエの比類なき超絶技巧が冴えわたる。同シリーズ「Season 2016-2017」でも上映。
王子ジークフリートが成年を迎え、荘厳な儀式の中、王子はナイトの称号を授かる。舞踏会で花嫁を選ばなければならない王子は、将来自分が背負う重責に気が滅入り、夜の闇に逃げてしまう。そして白鳥の泳ぐ湖まで出たとき、不思議な光景を目にする。
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