最後の元零戦パイロットをはじめとする日米双方の元軍人、日系ハワイ移民二世、学芸員たちへのインタビューを通して、南京虐殺事件やニイハウ島事件など、太平洋戦争の闇に迫るドキュメンタリー。監督は、ドキュメンタリー「陸軍登戸研究所」で2012年度キネマ旬報文化映画第三位、藤本賞奨励賞を受賞した楠山忠之。
ストーリー
今年の8月に99歳になる原田要さんは、最後の零戦パイロットである。長野中学(現長野高校)を中退して海軍航空隊のパイロットとなった彼の空の闘いは、中国本土の南京爆撃からハワイ、セイロン島、ミッドウェイ、そしてガタルカナルへと広がっていった。戦闘機乗りが見た“南京虐殺事件”の真相とは。さらに、成功の影で隠蔽されてきた真珠湾攻撃の悲劇“ニイハウ島事件”の解明や、運命の海戦から空の消耗戦へと次第に傾いていく日本の戦運、戦時下の日本軍人の生き様と零戦神話を支えてきたパイロットの技量……。原田さんをはじめとした日米双方の元軍人、日系ハワイ移民二世、学芸員たちの言葉で、戦後70年を経ても続いている生き残った者の悲しみが語られていく。
キャスト
スタッフ
監督、聞き手/ナレーション、製作、撮影、編集、企画
楠山忠之
撮影、編集技術
長倉徳生
撮影
鈴木摩耶
イプヘケ演奏
佐竹祥子
イプヘケ演奏
小澤圭子
イプヘケ演奏
内野佐知子
イプヘケ演奏
齋藤朋子
ロゴデザイン
北村文孝
翻訳