監督、脚本
チリ、西パタゴニアの海底で発見されたボタンから、先住民大量虐殺やピノチェト独裁政権下で殺された犠牲者たちの歴史を紐解くドキュメンタリー。監督・脚本は、チリの歴史を描き続けるパトリシオ・グスマン。撮影は「かつて、ノルマンディーで」のカテル・ジアン。2015年ベルリン国際映画祭銀熊賞脚本賞受賞。2015年山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門出品作品。
ストーリー
チリ南部に位置する西パタゴニアは無数の島や岩礁、フィヨルドが存在する世界最大の群島と海洋線が広がり、かつて水と星を生命の象徴として崇めた先住民が住んでいた。その海底で発見されたボタンが、植民者による先住民大量虐殺、ピノチェト独裁政権下で海に投げられた犠牲者たちの歴史を繋ぐ。火山や山脈、氷河などチリの超自然的ともいえる絶景の中で流されてきた多くの血、その歴史を海の底のボタンが紐解いていく……。
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ニュース
作品データ
- 原題
- EL BOTÓN DE NÁCAR
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- フランス チリ スペイン
- 配給
- アップリンク
- 初公開日
- 2015年10月10日
- 上映時間
- 82分
- 製作会社
- Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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