松本若菜
兎雨子
脚本家ユニット・チュープロと「太陽の坐る場所」の朝西真砂の脚本を、「三月のライオン」の矢崎仁司が映像化したオムニバス映画。5つのキスから見える人間模様を描く。出演は、「龍三と七人の子分たち」の川野直輝、ドラマ『仮面ライダー電王』の松本若菜、「2 STEPS!」の加藤良輔、「禅 ZEN」の安居剣一郎。
「儀式」図書館で働く兎雨子(松本若菜)は、同棲相手の晴日斗(加藤良輔)と喧嘩ばかりするようになった。別れか、仲直りか、かかってくるまで分からない声の儀式が、静かに始まる……。「背後の虚無」東京の大学に通う夏男(柿本光太郎)は、故郷・山梨の幼馴染・成生(安居剣一郎)に秘かに想いを寄せていた。夏になると帰郷して運転代行業で働く成生を手伝うのが、夏男のささやかな幸せだった。成生は老いた母と地元で暮らしていた。自分が告白したらこの友情が終わると堪えてきた夏男に、突然、虚無が訪れる……。「さよならのはじめかた」毎朝庭に水を撒く妻。新聞を取りに玄関へ出る夫。日常的になった知人の葬式。緩やかに、穏やかに、別れの跫音が近づいていた。妻・綾子(塚田美津代)が自分の病の正体を知った日、バス停で少女・明里(涼香)と出会う。彼女の言葉に、小さく揺れる綾子と夫・浩一(中丸新将)の心。古いカメラの眼の底に残る風景とは……。「いつかの果て果て」路上で春を売る美玖(荻野友里)は、あこぎな商売で常にトラブルを抱えていた。その日も不満を抱えた客の一人、安川(草野康太)に追われながら、また別の客とのトラブルが起こる。その様子を、まっすぐ延びる国道に一人佇む女の子・すばる(海音)がじっと見ていた。不思議な視線に惹かれるように美玖は歩き、車に轢かれる。しかし、何事もなかったように起き上がった美玖は、すばるを川に誘う。安川も二人に惹かれるように、川辺にたどり着く……。「初恋」心血注いだ金魚屋経営で失敗し、抜け殻のような現実逃避の日々を送っていたトムラ(川野直輝)。彼の元に、高校時代の片思いの相手・京子(吉田優華)が突然現れる。トムラは何か裏があると警戒するが、まだ彼が金魚屋を経営していると信じる京子に誇らしげに語ったり、懐かしい話をするうち、彼女がやってきた理由はどうでもよくなる。しかし、京子が詐欺容疑で指名手配され、逃亡中だと気づく。それぞれの逃避の先にあるのは……。
兎雨子
晴日斗
ナツオ
成生
コウイチ
アヤコ
アカリ
ミク
ヤスカワ
スバル
トムラ
キョウコ
監督
脚本
脚本
脚本
脚本
脚本
撮影
音楽
編集
照明
助監督
キャスティング
キャスティング
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