ハン・ソッキュ
チョ・ドルソク
朝鮮王室の衣装を手掛ける尚衣院を舞台に、新旧デザイナーの対決と王室を揺るがす運命の行方を描く歴史大作。規則と伝統を重んじる生粋の職人ドルソクは、王妃の命でやって来た庶民出身の天才職人ゴンジンの活躍に危機感を覚え始め……。出演は「ベルリンファイル」のハン・ソッキュ、「マルティニークからの祈り」のコ・ス、「7番房の奇跡」のパク・シネ、「私のオオカミ少年」のユ・ヨンソク。監督は『男子取扱説明書』のイ・ウォンソク。
朝鮮王朝において王室の衣類や装身具の製作・保管管理をしていた部署であり、“宮殿の宝箱”とも呼ばれていた尚衣院<サンイウォン>。伝統職人としてここを取り仕切るチョ・ドルソク(ハン・ソッキュ)はその功績が認められ、6ヶ月後には両班となることが約束されていた。ある日、王(ユ・ヨンソク)の衣服を誤って燃やしてしまった王妃(パク・シネ)は、巷で天才仕立師として話題を集めていたイ・ゴンジン(コ・ス)の存在を知り、王宮入りを命じる。王妃の美しさに心奪われたゴンジンは生まれながらの美的センスと才能を発揮、たちまち頭角を現していく。そんな中、王妃に対して無関心だった王は美しい衣服を纏った王妃に惹きつけられるのと同時に、嫉妬を覚え始めるのだった。一方、規則と伝統を重んじるドルソクはゴンジンが生み出す革命的デザインが王宮内外で評判となり、次第に危機感を抱くようになる。やがてドルソクは密かにゴンジンを陥れようと企てるのだが……。