タハール・ラヒム
ナザレット・マヌギアン
1915年にオスマン・トルコで起きた少数民族を巡る歴史的事件を基に、深い絶望を抱えた一人の男の9年に及ぶ壮大な旅路を映し出すヒューマンドラマ。監督は「ソウル・キッチン」のファティ・アキン。出演は「ある過去の行方」のタハール・ラヒム、「コルト45 孤高の天才スナイパー」のシモン・アブカリアン、「シリアの花嫁」のマクラム・J・フーリ。
1915年、第一次世界大戦中のオスマン・トルコ、マルディン。アルメニア人の鍛冶職人ナザレット(タハール・ラヒム)は、夜更けに突然現れた憲兵によって、妻と娘から引き離され強制連行される。辿り着いた砂漠では仲間を次々に失い、激しい暴行で声も奪われてしまうナザレットであったが、奇跡的に死線を乗り越える。生き別れた家族に会うため、灼熱の砂漠を歩き、海を越え、森を走り抜けるナザレット。トルコからレバノン、キューバ、そしてアメリカ・ノースダコタの荒野へ……。家族への想いはたったひとつの希望となり、9年に亘りさすらい続けてきた男がたどりつく先とは……。
ナザレット・マヌギアン
クリコル
オマル・ナスレッディン
ピーター・エデルマン
孤児院院長
ナカシアン夫人
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