フランスの文豪エミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』を基に、舞台を現代に置き換えて映画化。愛人と結託して夫の殺害を企てる妻の情欲を16ミリフィルムのざらついた映像のなか映し出す。監督・脚本は「かぞくのくに」「海炭市叙景」などのプロデューサーを務めた越川道夫。出演は「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー 傷だらけのライム」の山田真歩、「お盆の弟」の渋川清彦。撮影を「キャタピラー」「かぞくのくに」の戸田義久が担当する。
ストーリー
妻(山田真歩)は、病弱な夫(川口覚)との結婚生活に強いやりきれなさを日々感じていた。やがて妻は二人の幼馴染でもある男(渋川清彦)と不倫関係となり、男と逢瀬を重ねるうちに、結婚生活では味わうことのなかった悦びを享受、盲目的なまでに恋と情欲の虜となっていく。夫を殺さなければならない。妻とその愛人はそう思った。3人で船遊びに行き、夫を湖に突き落として殺そうとしたその時、3人はボートもろとも転覆してしまう。やっとのことで岸にたどり着いた二人だったが、そこに夫の姿はなかった。夫は溺れて死んだのか。二人は湖畔のラブホテルに宿をとり、夫の遺体があがるのを待つことにするのだが……。
スタッフ
監督、脚本
越川道夫
脚本
佐藤有紀
原案
エミール・ゾラ
製作
畠中鈴子
製作
清野恵里子
撮影
戸田義久
音楽
澁谷浩次
編集
菊井貴繁
衣装
伊藤佐智子
ヘアメイク
寺沢ルミ
録音
山本タカアキ
助監督
渡辺直樹
プロデューサー
奥田佑子
プロデューサー
財前健一郎
制作担当
金子堅太郎
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ニュース
作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- スローラーナー(配給協力:コピアポア・フィルム)
- 初公開日
- 2015年11月21日
- 上映時間
- 79分
- 製作会社
- ユマニテ
[c]2015 ユマニテ
[c]キネマ旬報社