ささやかな奇跡を通し希望を見つける瞬間を切り取った「色はヒカリ」「まどろす」「ゆらい、ほしぼし、笑うまで」「すけ坊」の4編から成るオムニバス。ヴォーカルユニット『Def Tech』のMicroが4作品全てに関わっている。引っ越しバイト中にトラックに閉じ込められる「色はヒカリ」を短編オムニバス作品「バナナvsピーチまつり」内の1本「世の中はざらざらしている」の熊谷まどかが、歌手を目指す若者がある歌の背景を知ろうとする「まどろす」を藤田容介が、問題を抱え個人施設に預けられた二人の少女を描く「ゆらい、ほしぼし、笑うまで」を「いつかの、玄関たちと、」の勝又悠が、実演販売中に関係者が集まってくる元落語家を描きショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015のジャパン部門に入選した「すけ坊」を「花宵道中」の豊島圭介がそれぞれ監督した。
ストーリー
引っ越しのアルバイトをしているユウタ、タイキ、ケイ、イクノスケが真っ暗なトラックの中に閉じ込められ光を見出す「色はヒカリ」。演歌歌手を目指す学生と仲間たちがのど自慢大会に向けて美空ひばりの『港町十三番地』を練習していたところ、突如現れた傷痍軍人の指摘を受け、マドロスについて知ろうと酒場に潜り込む「まどろす」。家庭や学校生活に事情を抱え奄美大島にある個人施設に預けられた17歳の少女二人を描く「ゆらい、ほしぼし、笑うまで」。亡き父の後を継いでスーパーで実演販売の仕事をしている元落語家の泰介(Micro)のところに昔の仲間や父を知る人、子どもを連れたかつての恋人が集まってくる「すけ坊」。日常の中でふと起こる小さな奇跡を通じ希望を見つける瞬間を切り取る4編のオムニバス。
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ニュース
作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- アルゴ・ピクチャーズ
- 初公開日
- 2015年10月24日
- 上映時間
- 85分
- 製作会社
- イトーカンパニー
[c]キネマ旬報社