クローン技術でヒトの赤ちゃんを生み出した科学者が、好奇心から更なる実験を繰り返す一方で、過去のおぞましい実験の数々が明らかになってゆく。東京と大阪で開催される特集上映「未体験ゾーンの映画たち2016」にて上映。主演は「ラスト・キャッスル」のジェレミー・チャイルズ。カナダで行われた2014年ファンタジア国際映画祭で脚本賞を受賞したホラー。
ストーリー
遺伝子科学者のヴィクター・リード博士(ジェレミー・チャイルズ)は、初めての人間のクローン創出に成功。“エリザベス”と名付けられたその女の子の赤ちゃんに、科学的好奇心から様々なテストを行うリード博士。次第にその実験はエスカレートし、いつしか歯止めの効かない深みへと陥ってゆく。やがて、その行為と写真がマスコミに流出。これをきっかけに、世界を揺るがす道徳的、宗教的大論争が巻き起こる。さらに、その論争の中で、エリザベス誕生に費やされたリード博士の過去と失敗に終わった実験の数々が明らかになる。それは、人類が見る究極の悪夢の始まりだった……。