アビゲイル・ハーディンガム
ホリー
恋人を事故で失った青年を軸に、彼に恋した女性と死の淵から蘇った恋人の3人が織り成すホラータッチのラブストーリー。その独創的な内容が各地の映画祭で話題を集めた。特集上映「未体験ゾーンの映画たち2016」にて上映。出演は『ブロードチャーチ ~殺意の町~』のアビゲイル・ハーディンガム、「レンブラントの夜警」のフィオナ・オシャーグネッシー。
イギリスの寂れたスーパーマーケットで働く若い女性ホリー(アビゲイル・ハーディンガム)は、ナイーブな同僚ロブ(シアン・ベリー)に恋をする。恋人のニーナ(フィオナ・オシャーグネッシー)を突然の交通事故で失って以来、言動に難ありで、周りに対しても塞ぎ込んだままのロブを何とか元気づけようとするホリー。その努力が実って、心を開いたロブとホリーはついにベッドで愛を交わす。だがその時、信じられないことが起きる。2人のベッドが血で染まり、血だらけのニーナが姿を現したのだ。自分が死んだことを自覚していないニーナは、他の恋人を作ったロブに怒りを込めて問い詰める。想像を絶する光景に身動きのできないロブとホリー。ホリーはとっさに逃げ出したものの、どうしてもロブを忘れることができなかった。意を決した彼女は数日後、ロブの家を訪れ、再びベッドに現れたニーナに“ある取引”を持ちかけるが……。なぜニーナは何度も蘇って来るのか?その先には、思いがけない結末が待っていた……。