老人医療費無料化や乳児死亡率ゼロをいち早く実現した岩手県旧・沢内村(現・西和賀町)で地域医療活動に従事、医療・介護・保健活動を一体化させた医師を追うドキュメンタリー。対話と触診を重視し、患者と向き合い続ける姿を映し出す。監督は「希望のシグナル-自殺防止最前線からの提言-」の都鳥伸也。双子の弟・都鳥拓也とともに企画・製作から携わる。二人は企画・プロデューサーを務めた「いのちの作法」でも西和賀町の理念に迫っている。
ストーリー
老人医療費無料化や乳児死亡率ゼロを全国に先駆け実現した岩手県の旧・沢内村(現・西和賀町)。長年この地で医療活動に従事してきた医師・増田進は、医療・介護・保健活動を一体化させ、地域医療のパイオニアとして名を馳せた。増田は、儲けを出すためではなく、患者さんと向き合う医療をするために、緑陰診療所を開業。80歳を超えてもなお診療を続けている増田のもとには、全国各地から患者さんが集まる。その多くがいくつもの医療機関をまわったものの現代医療に失望していたという。素手による触診、そして患者さんと対話し向き合うことを基本に診療に臨む増田の姿を通し、彼が体現する医療の本質を追う。
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作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- ロングラン 映像メディア事業部(配給協力:イメージサテライト)
- 初公開日
- 2016年2月20日
- 上映時間
- 96分
- 製作会社
- ロングラン 映像メディア事業部(製作協力:風)
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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