リン・チーリン
リンユエ(林月)
「起終点駅 ターミナル」の篠原哲雄が、「レッドクリフ」二部作のリン・チーリンを主演に迎えたラブストーリー。亡き恋人の遺志を継いでチョコレート店を経営する女性の10年に渡る恋模様が、北海道と上海を舞台に繰り広げられる。2013年に製作されながらも、日中関係の悪化によりお蔵入りになっていた作品が、『お蔵出し映画祭2014』でグランプリ受賞したことをきっかけに劇場公開。共演は「S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」の池内博之、アジア各国で活躍する福地祐介。「かぐや姫の物語」の久石譲が音楽を担当。
一面の銀世界が広がる北海道の夕張。上海からやって来た留学生のリンユエ(リン・チーリン)は、レスキュー隊員の星野守(福地祐介)と出会い、恋に落ちる。それから10年。守は亡くなり、その遺志を継いだリンユエは、上海に戻ってチョコレート店を開いていた。彼女が一粒ずつ心を込めて作るチョコレートは、食べた人を幸せにするという評判で大人気。だが、リンユエ自身は守が作ってくれた“特別な味”を忘れられず、人生を前に進めることができずにいた。一方、一緒に上海に渡り、一番の友人としてリンユエを見守り続ける守の兄貴分・木場総一郎(池内博之)も、彼女に想いを寄せていた……。狂おしいほどに切ない大人の恋の行方は……?
[c]MZ Pictures
[c]キネマ旬報社