徳島県立池田高校野球部を率い長年甲子園に挑み続けた蔦文也監督の軌跡を追ったドキュメンタリー。『攻めダルマ』の愛称で親しまれた名将の公私に渡る顔を、実の孫にあたる「祖谷物語-おくのひと-」の蔦哲一朗監督が浮かび上がらせる。元プロ野球選手の水野雄仁や畠山準ら同校野球部出身者や、コーチや部長たち、第二次世界大戦中にともに特攻隊員だった茶道裏千家大宗匠・千玄室、蔦監督を支え続け野球部員たちを見守ってきた妻・キミ子ら関係者の証言から、その素顔を描いていく。音楽を作曲家・新垣隆が手がける。高校野球の理念に則り、上映入場料無料で劇場公開。
ストーリー
40年もの長きにわたり徳島県立池田高等学校野球部の監督を務めた蔦文也。『やまびこ打線』と呼ばれる同校の攻撃的なプレーは人気を博し、山あいの野球部に3回の甲子園優勝、2回の準優勝をもたらした蔦監督は、その風貌と独自の野球理論から『攻めダルマ』の愛称で多くの人々から親しまれた。元プロ野球選手の水野雄仁や畠山準ら同校野球部出身者や、コーチや部長たち、第二次世界大戦中にともに特攻隊員だった茶道裏千家大宗匠・千玄室、蔦監督を支え続け野球部員たちを見守ってきた妻・キミ子ら関係者の証言から、高校野球史に残る名将の素顔に迫る。