2014年に亡くなったブルース・ギタリスト、ジョニー・ウィンターの晩年を追ったドキュメンタリー。2012年に行われたツアーに密着、本人のインタビューを交えながらドラッグに溺れた波瀾万丈の人生を振り返る。日比谷野外音楽堂でのライヴも収録。監督は「極悪レミー」のグレッグ・オリヴァー。2016年4月16日より新宿シネマカリテにて1週間限定上映。
ストーリー
1944年、アメリカ・テキサス州ボーモントに生まれたジョニー・ウィンターは、少年期の頃からギターを弾き始め、数々のコンテストに出場。やがて地元のクラブ・サーキットで頭角を現し、1969年、100万ドルともいわれる破格の契約金で、米Columbia Recordsと契約する。デビュー直後には、ウッドストック・フェスにも出演し、さらに知名度を広めていく。“百万ドルのギタリスト”、“テキサス・ギター・スリンガー”と呼ばれ才能を開花させる一方、長年ドラッグに苦しみ続けていた。1975年には新たに設立されたBlue Skyレーベルに移籍。ブルースに原点回帰し、伝説のシカゴ・ブルース・マン、マディ・ウォーターズ晩年の復活を支えた。2014年4月には3度目のジャパン・ツアーを敢行。同年7月16日、滞在中のスイス・チューリッヒのホテルで亡くなった。享年70。本作は、2012年に行われたフロリダ、フランス、テキサス、メンフィス、香港、そして日本のツアーに密着。ジョニー・ウィンター自身のインタビューを交えながらドラッグに溺れた波瀾万丈の人生を振り返る。また、エアロスミスのジョー・ペリーやデレク・トラックスなど多くのギタリストが彼から受けた影響を証言。B.B.キングやマディ・ウォーターズとの貴重な共演や2012年日比谷野外音楽堂でのライヴなどの演奏シーンも収録されている。
スタッフ
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作品データ
- 原題
- JOHNNY WINTER: DOWN & DIRTY
- 製作年
- 2014年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- Sony Music Japan International
- 初公開日
- 2016年4月16日
- 上映時間
- 86分
- 製作会社
- Secret Weapon Films
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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