柳沢茂樹
板橋優二
第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて上映された、生と死が入り混じる世界を紡ぐ自主製作作品。地図調査員・優二の部屋を訪ねてきた前住人の亮子。彼女は当時一緒に住んでいたゴトウに会いにきたのだが、ゴトウは既に他界していた。監督は「人はいない」でイメージフォーラムフェスティバル2005に入選、ロッテルダム国際映画祭2006に正式出品した大内伸悟。出演はオムニバス映画「ハヴァ、ナイスデー」の一篇「WAITER」の柳沢茂樹、「バカのハコ船」の細江祐子ほか。第15回TAMA NEW WAVEコンペティション部門特別賞(準グランプリ)受賞作品。
町の変化を記録する地図調査員の板橋優二(柳沢茂樹)がある夜帰宅すると、廃品回収をしている友人の西田(松浦祐也)が法外な金額で回収したソファを持ち込んでくつろいでいた。そこへ、優二の部屋に以前住んでいたという中沢亮子と名乗る女(細江祐子)がやってきて、当時一緒に暮らしていたゴトウという男に会いに来たと言う。すると、西田が優二の部屋で幽霊を見たと騒ぎ出す。その後偶然亮子と再会した優二は、ゴトウはすでにこの世の者ではないことを告げられる。町や部屋、物に残る過去の時間の手触り。それらはやがて優二を彼の意思とは別の力が働く知らない町へといざなう。
監督、脚本、編集
撮影監督
編集
メイク
照明
録音
録音、音響効果
音響効果
助監督
助監督
制作
制作
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