「トントンギコギコ 図工の時間」の野中真理子が、ダンサー、振付師、演出家として活躍する村田香織の日常を追ったドキュメンタリー。水族館スタッフのトレーニングコーチを務める傍ら、毎週、老いた母の介護にも通う村田の生活には、常にダンスが寄り添う。『表参道高校合唱部!』の松本来夢がナレーションを担当。
ストーリー
ダンサーの村田香織は、いつでもどこでもダンスの手がかりを探している。何かを感じ、伝えるには、身体を柔らかく開いておくことが大事。水族館スタッフのトレーニングコーチもその仕事の1つ。新江ノ島水族館のイルカショーの振り付けから始まって、スカイツリーのすみだ水族館のスタッフにもちょっと不思議なダンスを用意。体をほぐし、経験したことのない動きを練習してもらううちに、動物好きでナイーブなスタッフが次第に笑顔になり、コミュニケーションの力がついてくるのが分かる。村田は週に一度、老いた母の介護にも通う。日がな一日、ベッドで過ごす母の“できません”、“ダメです”という言葉をどう受け止めればいいのか。母と話し、母に触れる。どうしたいのかを感じる。それはどこか寄る辺のない母と娘のデュエットダンス。ダンスとは、自分の体の内側を感じ、外側の世界を感じること。どんなに大変でも、生きることを肯定すること。彼女の一日は、いつでもどこでもダンスの時間。
スタッフ
監督、編集、プロデューサー
野中真理子
語り
松本来夢
撮影
馬場宏子
撮影
川口慎一郎
撮影
新垣直哉
ドローン撮影
森田雄司
撮影監督
夏海光造
音楽
大友良英
音楽
江藤直子
編集技術
尾尻弘一
編集技術
井上綾花
録音
永峯康弘
音楽録音
大津真
音響
米山靖
音楽制作
佐々木次彦
整音
井上久美子
メインタイトル
赤松陽構造
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 野中真理子事務所
- 初公開日
- 2016年9月17日
- 上映時間
- 88分
- 製作会社
- 野中真理子事務所=UMI PRODUCTION=ヒポ コミュニケーションズ
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c]2015 Nonaka Mariko Office
[c]キネマ旬報社